老化で硬くなる!?血管年齢の測定のしかたと改善方法は?

血管年齢

血管年齢が何をみているんだかわからない人「血管年齢って言葉は聞くし、美容や健康にとって大切なイメージはあるんだけど、実際に何をどうやって測定しているんですか?本当にそんなに重要なものなんですか?」

 

 

 

このような疑問にこたえていきます。

今回は、血管の硬さ編 です。

 

 

✔本記事の内容

・血管の硬さの指標:PWVとは!?
・PWVに影響を与える要因とは?
・どうしたらPWVを改善できるのか?

 

 

街角で血管年齢の測定会をやっていたりしますが、とっても怪しげな機械を使っていたりして何をどうやって測定しているのかという説明がないこともあります。

 

本記事では、医学的に根拠の豊富なPWVという血管年齢の指標について説明していきます。またどのような行動をとればPWVを改善できるかについても記載していきますので、きれいで元気に過ごすための参考にしていただければ幸いです。

 

 

血管の硬さの指標:PWVとは!?

 

測定の原理についての話ですので、興味がなければ読み飛ばしてもらってもかいません。

 

PWV(Pulse Wave Velocity)とは、心臓から出た血液がどれくらいの速さで移動しているかを測定したものです。PWVの測定方法にはいくつかありますが、本サイトではとくに腕と足首で比較するものをPWVとして紹介します。

 

心臓からの距離は、腕までよりも足首までの方が長いです。ですので、血液は腕よりも遅れて足首に届きます。

 

距離の差を時間で割ることによって、血液が血管の中を流れる速度が計算されます。そして、硬くなった血管ほど血液は速く進みます。つまりPWVが大きいほど血管が硬く、血管年齢が高いということになります。

 

 

PWVに影響を与える要因とは?

 

✔年齢

 

血管年齢の指標ですので当然ですけれどもPWVは年齢の影響を受けます。高齢になるほど血管は硬くなりPWVが高くなります。

 

平均値としては歳をとるほど血管年齢が上がりますが、年齢が上がるほどPWV値の個人差はばらつきが大きくなります

 

30歳ころまでは、ほとんどの方が年齢相応のPWV値です。しかし40歳を過ぎたあたりからばらつきがどんどん大きくなり、高齢者でも若い人に近いPWV値の方もいれば、中年のうちからものすごく高いPWV値の方もでてきます。

 

 

✔血圧

 

高血圧が続くと動脈硬化が進むため、PWVは大きい値になります。

また血圧が大きく変動すると血管にかかる圧力が変わりますので、PWV値を比べることが難しくなる場合もあります。

 

 

✔血糖値

 

高い血糖値は血管にダメージを与えます

 

また高血糖が続くことによって、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが多く分泌されるようになります。このインスリンがたくさんありすぎる状況というのも、血管にダメージを与えることがわかっています。

 


✔高脂血症

 

脂質のなかでもLDLコレステロール値が高いことによって、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効果が弱まってしまいます。

 

LDLコレステロール値が高いことが中性脂肪を上昇させたり、HDLコレステロールの低下を引き起こすといった悪さもしてしまいます。

 

 

✔ホルモン

 

レニン、アンジオテンシン、アルドステロンといった一部のホルモンは血圧を上昇させる機能があるほかに、血管の機能を低下させて動脈硬化を進めてしまうことが報告されています。

 


✔酸化ストレス

 

過度の運動、運動不足、食事の偏りやタバコなどによって生み出された酸化ストレスは、たんぱく質や脂質を攻撃して動脈硬化を進行させます。

 

 

✔慢性炎症

 

慢性的な炎症状態は血管の機能を低下させるだけでなく、長期的には細胞を伸び縮みしない線維組織に置き換えてしまいます。

 

 

どうしたらPWVを改善できるのか?

 

進行した動脈硬化であれば、しっかりと病院に通院して適切な薬を処方してもらうべきです。

 

しかし薬物療法以外に、生活習慣の改善もとても重要です。ここからは普段の生活で行えるPWVの改善方法を記載していきます。

 

 

✔塩分をひかえる

 

塩分は血圧をコントロールするのに最も重要な要素のひとつです。減塩食を食べている人では、通常の食塩量の食事を食べている人よりもPWVの値が低いという報告があります。

 

 

✔禁煙する

 

喫煙は血管の機能を低下させます。

 

タバコを吸った直後からPWV値が上がるという即時効果もありますが、喫煙を続けることによって動脈硬化を進行させてしまいますので、PWVを改善するためには禁煙をすることも効果的です!

 

 

✔適度に運動をする

 

PWVを改善させるための運動は、強すぎない有酸素運動を定期的に行うのが理想的です。

 

高強度の筋力強化トレーニングは、むしろ血圧を上昇させてしまう可能性があります。一方で、筋力強化トレーニングが代謝や脂質の状況を改善させて、長期的にはPWVを改善させる可能性も示されています。

 

有酸素運動、筋力強化トレーニングのどちらにしても、あまりに激しすぎる内容ではないほうが好ましいです。

 

 

✔動脈硬化を予防する食材を選ぶ

 

動脈硬化を改善する食材については、様々な報告があります。

 

大豆たんぱく質やにんにく、チョコレート、魚油、ビタミン類がPWVを改善するといわれています。また適度なアルコールやコーヒー、緑茶を飲むことも動脈硬化に有効とする報告があります。

 

食材についての報告はまた改めてまとめたいと思います。

 

 

以上です。血管年齢について興味がある方の参考になりましたら幸いです!

 

 

コメント